こんにちは、ゆりです。
今日はどこのご家庭にもあるあるものを使った簡単な消毒液の作り方を紹介します。
次亜塩素酸ナトリウムとは
次亜塩素酸ナトリウム液 みなさんはこの単語を聞いたことはございますか?
普段から化学に触れていないと、なんだかわからないですよね。簡単に説明すると塩素系漂白剤です。漂白剤と聞くとイメージ付きやすいですよね。次亜塩素酸ナトリウム液は漂白剤に使われているの成分なのです。
今回はその次亜塩素酸ナトリウム液を使って自宅で簡単に消毒液を作ってみたいと思います。
まず、自宅にある次亜塩素酸ナトリウム液でも商品によっては次亜塩素酸ナトリウムの濃度が違います。下記に代表的な商品名と濃度を記載します。
濃度 | 商品名 |
1% | ミルトン、ミルクポン、ピュリファン |
6% | ハイター、ブリーチ、ジアノック、ピューラックス |
この濃度1%と濃度6%の次亜塩素酸ナトリウム液を使ってそれぞれ効能のもった数種類の消毒液を作ります。
消毒液の作り方
0.02%次亜塩素酸ナトリウム消毒液
まず、ドアノブや手すり、床、トイレの便座などの消毒に適した【0.02%次亜塩素酸ナトリウム消毒液】の作り方を紹介します。ブログの最後にゆりが実際に作ります!!
原液の濃度 | 希釈倍率 | 原液量 | 水 |
1%の場合 | 50倍 | 40ml | 2リットル |
6%の場合 | 300倍 | 6.25ml | 2リットル |
ミルトン、ミルクポン、ピュリファンを使う場合は2リットルのペットボトルを用意し、そこに水2リットルを入れてから、40mlの原液を入れてください。キャップをしっかりとして、上下左右によく振って混ぜてください。これで完成です。
ハイター、ブリーチ、ジアノック、ピューラックス を使う場合は2リットルのペットボトルを用意し、そこに水2リットルを入れてから、6.25mlの原液を入れてください。キャップをしっかりとして、上下左右によく振って混ぜてください。これで完成です。
この 0.02%次亜塩素酸ナトリウム消毒液 は家庭向けに販売されている商品の中でも比較的に高濃度であるため、ある程度、除菌力が強く求められる場所に用いられます。まずは先に説明した ドアノブや手すり、床、トイレの便座など に加えて下記のような用途があります。
●魚や肉を切った包丁やまな板、台所のふきん
●台所のシンクや排水溝周り、三角コーナーの殺菌消毒
●ゴミ箱の除菌消臭
0.1%次亜塩素酸ナトリウム消毒液
次に便や吐しゃ物が付着した床や汚れた衣類の浸け置きに適した【0.1%次亜塩素酸ナトリウム消毒液】の作り方を紹介します。この濃度は強力除菌ができます。
原液の濃度 | 希釈倍率 | 原液量 | 水 |
1%の場合 | 10倍 | 220ml | 2リットル |
6%の場合 | 60倍 | 32.5ml | 2リットル |
ミルトン、ミルクポン、ピュリファンを使う場合は2リットルのペットボトルを用意し、そこに水2リットルを入れてから、220mlの原液を入れてください。キャップをしっかりとして、上下左右によく振って混ぜてください。これで完成です。
ハイター、ブリーチ、ジアノック、ピューラックス を使う場合は2リットルのペットボトルを用意し、そこに水2リットルを入れてから、32.5mlの原液を入れてください。キャップをしっかりとして、上下左右によく振って混ぜてください。これで完成です。
この 0.1%次亜塩素酸ナトリウム消毒液 は強力除菌が行なえます。吐しゃ物等の清掃などに使うと良いと思おいます。緊急事態に備えて作り置きしておいても良いと思います。
0.01%次亜塩素酸ナトリウム消毒液
次に匂いのついた場所の消臭をメインとした 【0.01%次亜塩素酸ナトリウム消毒液】の作り方を紹介します。
これは先に説明した 0.02%次亜塩素酸ナトリウム消毒液を倍に希釈した消毒液です。作り方は簡単。
2リットル作る場合
もう1つの2リットルペットボトルを用意し 0.02%次亜塩素酸ナトリウム消毒液 を1リットル入れて、残りの1リットルは水を入れてください。これで完成です。
500ミリリット作る場合
もっと少量でいい場合は 500mlペットボトルを用意し0.02%次亜塩素酸ナトリウム消毒液を250ml入れて、残りの250mlは水を入れてください。これで完成です。
この 0.01%次亜塩素酸ナトリウム消毒液 は消臭スプレーとして利用すべき濃度です。おすすめの用途は
●たこ焼きパーティー、焼き肉パーティーをした後のソファー、カーペット、カーテンなど
●ブーツやハットなどなかなか洗うのが難しい物
●ペットの服やゲージ
●枕やパジャマ
●自動車の車内の座席、天井やフロアカーペット
●その他でにおいのきになる場所(人間やペットに直接かけてはいけない濃度です)
次亜塩素酸ナトリウム消毒液の注意点
どの濃度の消毒液も時間が経つにつれて有効濃度が減少する場合があるので、冷暗所に保管することをおすすめします。流し台の下などがおすすめです。
トイレの洗剤など酸性の物質と混合すると塩素ガスが発生するので注意しましょう。
金属の腐食性が高く、サビが発生しやすいで金属には使えません。
そして特に注意しなければいけないことはペットボトルにで作った消毒液は見た目はただの水です。この場合、誤飲してしまうと健康に害が出る場合があるので、しっかりとマークを付けて間違いのないようにしましょう。
作り方の説明
それでは
【0.02%次亜塩素酸ナトリウム消毒液】を実際に作っていきましょう。
用意するもの
まず用意するものは空のペットボトル、キッチンハイター、計量スプーン、霧吹きです。計量スプーンは正確に計れるもの。今回は貝印の計量スプーンを使います。霧吹きは細かく霧状に出るものを選びましょう。100円ショップにも売っています。
手順
ペットボトルに2リットルの水を入れてから6.25mlのキッチンハイターを加えます。今回は小さじ1と小さじ1/4がちょうどですので加えます。
こぼさないようにしっかりと入れましょう。
これで作業の8割が完成です。
しっかり入れたら。ペットボトルにキャップを付けてしっかりと振ると完成です。
説明文がとても短いですけど、それだけ作業が簡単なのです。
濃度を記入
使いやすいように霧吹きに移し替えます。その際、中身が何かわかるようにメモをしっかりと張りましょう。濃度も書くと用途が分けられるのでおすすめです。
それではさっそく、使っていきましょう!
まずは手すり。シュッシュッ!除菌完了です。
トイレの便座も。シュシュシュ!除菌完了です。
あとはどこを除菌しようかな。テーブルや台所などたくさん除菌しました。
次亜塩素酸ナトリウム液の有効な病原体はすべての微生物です。つまり敵なしです。消毒で一般的な消毒エタノールはノロウイルスやロタウイルス等のウイルスには効果があまりありません。
みなさんも風邪やインフルエンザ予防、コロナウイルス対策に次亜塩素酸ナトリウム液を使った消毒液を作ってみてはいかがでしょうか。
とってもおすすめの霧吹きはこちら!!逆さまにしてもシュシュシュできるスグレモノ!!!
次亜塩素酸ナトリウムの効能について当ブログだけでは不安という方については下記製薬会社の紹介文をご覧ください。
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