こんにちは、ゆりです。
以前 リーデル 純米のグラスを紹介しましたがそのときに候補に上がっていたもう一つの日本酒グラスを今日は紹介したいと思います。
リーデル純米についてまとめたブログはこちらをクリック→ 【リーデル 純米】
以前の純米グラスはふくよかで奥深い米の旨みと複雑な味わいを感じることの出来るグラスでした。今回のグラスは卵型で華やかな香りと繊細ですっきりとした味わいの日本酒に最適です。
なのでその時々に飲む日本酒に合わせてグラスを変えることをおすすめします。

大吟醸グラスとは
縦長で卵型の形状が大吟醸や吟醸酒の特徴であるみずみずしくフルーティーな香りを引き出し、爽やかな甘みとスッキリとした飲み口にしてくれます。
主に大吟醸、吟醸酒に代表とされるフルーティーな香りを持つ日本酒に最適なグラスです。
グラスの開発秘話
このグラスは日本酒の蔵元や専門家がのべ200人参加し25回ものワークショップを経て開発された熱い思いの込められたグラスとなっています。
蔵元の熱き思い
1997年金沢の老舗蔵元「福光屋」の社長からリーデル社に「日本酒の美味しさを正しく伝えられる専用グラスを開発できないか」という依頼があったことからこのプロジェクトが開始しました。
日本酒のテイスティングから
リーデル10代目当主ゲオルグ・リーデルが来日し「グラスを作るためにはまずお酒を知る」というリーデルの基本方針のもとに、純米酒、吟醸酒など様々の日本酒がテイスティングされました。
その結果、芳香に優れた大吟醸酒には大きめの器が適していることがわかったのです。
60種類ものサンプルから
大吟醸酒にふさわしいグラスの形状の選考が、蔵元12社をはじめ日本酒の専門家の協力を得て、始められました。
テイスティング選考会は何度も繰り返され、60種類あったサンプルは6種類まで絞り込まれました。
納得のグラスの完成
オーストリア大使公邸で行われた最終選考会において、1つのグラスが圧倒的評価を得ました。開発着手から2年余り、ようやく大吟醸グラスが完成したのです。
開封&レビュー
なんと木箱に入っていました。とても高級感がありますね。それではさっそく開封していきましょう。

さっそく開封
木箱を開けてみるとさらに筒の中に入っていました。しっかりと大吟醸と書かれていて高級感がありました。

そのなかもしっかりと薄紙で包装されていました。

そしてさらに薄紙に包まれていました。厳重に梱包されていますね。

重さは?
重さはなんと133グラム。とっても軽いですね。純米酒グラスは177グラムだったので持ってみるとその差は歴然です。

そしてなんと言ってもこの薄さがびっくりです。
見てください。この薄さ。グラスの厚さはなんと1ミリ以下です。0.7ミリくらいだと思います。
左はリーデル純米です。右がリーデル大吟醸です。大吟醸グラスのほうが薄いです。
グラスは薄いと口当たりが良くなり、飲み物の温度を唇で感じることができるのでよりおいしく楽しむ事ができるのです。

グラスの口は62ミリとなっており、これは普通のワイングラスと同じくらいです。高さは205ミリでした。全体的にみると気持ち小ぶりなワイングラスという印象でした。

使った感想は?
試しにグラスに1合(180ml)入れてみました。専用設計ということでちょうどよく入ってくれますね。※メーカー推奨適量は80mlです。なのでこの半分くらいの量が最適です。

実際に飲んでみるとフレッシュな香りが凄く伝わってきました。
純米グラスでは芳醇な香りがふわっと伝わってくる設計になっていましたが、この大吟醸グラスは繊細でフレッシュな香りをしっかりと鼻に伝えられる設計になっています。
使い分けるには
純米グラスと大吟醸グラスをどう使い分けたら良いのでしょうか。
比べてみると形は全然違いますね。この違いが味わいの変化に繋がります。日本酒の特徴を生かすために作られたグラスの最終形なのです。

便利なマッチングチャート表がグラスに同封されていました。

これを見ると一目瞭然ですね。熟成酒、山廃、生酛系のお酒は常温で純米グラスを使って飲むのが良いです。米、乳製品、蜂蜜、木の実、木の香、きのこ、香ばしい、土のアロマを感じることができます。(熟成酒グラスって名前を変えたほうがいいんじゃないかな?)
純米吟醸、純米大吟醸、吟醸、大吟醸のお酒では大吟醸グラスを使うのが良いです。フルーティー、フローラルな香りを感じることができます。
日本酒って多種多様な味があります。その中で自分が一番好きなお酒を見つけることができればとても嬉しいです。そしてそれをずっと飲んでいたいなと思いますよね。
でもその日の気分によって食べたい物や飲みたい物は違いますよね。お酒もそうだと思います。夏に飲みたいさっぱりとした日本酒。冬には濃厚で芳醇な日本酒がいい。暑いときはビールで寒いときは日本酒。など人それぞれです。
季節、気温、気分によって日本酒を飲み分けて、それに合わせて専用のグラスを使ってみてはいかがでしょうか。


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