こんにちは、ゆりです。
今日は私の大好きな日本酒を紹介します。
花邑って聞いたとこはありますか?【はなむら】って読みます。
花邑は秋田県湯沢市前森にある両関酒造株式会社は醸す日本酒です。公式ホームページには花邑について詳しく載っていなかったのでこちらでまとめてみました。
両関酒造の始まりは明治7年。秋田県湯沢の酒蔵さんです。公式ホームページでは通販もしており、花邑以外の日本酒は買うことができます。
しかし花邑はホームページに痕跡すら感じられないくらい載っていません。販売されているところは特約店に限るというところです。あまり詳しく載っていないです。

花邑と十四代の関係
そんな謎多き花邑ですが、ファンはとても多いです。全体的にほのかに甘みのある印象です。山形県の高木酒造は十四代という日本酒を醸している酒蔵ですが、その高木社長が酒造りを技術指導したことでも有名なお酒です。
十四代は日本酒ランキングの中でも常に1位になっています。その美味しさはまさに今のトレンドに合っているということでしょう。以前はあの十四代も普通酒の扱いで買ってもらうのにとても苦労していたとのこと。
高木社長さんが熱心な営業活動をして東京の某酒屋さんに置いてもらい、そこからヒットしたことは有名な話です。そのお酒は十四代の本丸で価格は定価3000円以下ですが今ではプレミアム価格で25,000円~30,000円が基本となっています。
ただプレミアム価格は酒蔵が儲かるのではなく、転売している人が儲かるものです。できればこのような転売はなくなり、定価で買えるようになればと思います。
そんな人気の十四代を醸している高木酒造の社長が技術指導したということはなんとなく近しい味になっていると察することができると思います。
一部では手に入りやすい十四代みたいな日本酒。というあだ名も付いていますが、十四代が現在のトレンドなので、その近い味になってもいいのではないでしょうか。
日本にたくさんある他の酒蔵も十四代に近い味を出そうと頑張っていますが、残念ながらできていません。そんな中、現在のトレンドにあったお酒を醸していることはとても評価できると思います。
花邑全シリーズ解説
花邑は1種類だけではありません。純米酒、純米吟醸、純米大吟醸と3種類あります。そして作られる米の違いで種類が分かれます。
純米酒、純米吟醸は比較的いつでも手に入るのですが、純米大吟醸は年に1度のある時期にしか手に入らないのです。その詳細は最後にっ!
純米酒
花邑の純米酒は陸羽田、美郷錦の2種類の原料米から作られています。

陸羽田について
陸羽田という山形県産の原料米を使用しています。ラ・フランスのような爽やかな香りに米の甘みと微かな苦味を感じます。かすかな酸味を感じながら爽やかな余韻を感じます。
原料 | 米、米こうじ |
原料米 | 陸羽田100% |
アルコール分 | 15度 |
精米歩合 | 55% |
1.8リットル 定価2,680円(税別)
美郷錦について
山田錦と美山錦をかけ合わせて生まれた美しい郷、秋田県湯沢市産の美郷錦を原料米に使用しています。苦さ、甘さは控えめでスッキリとした印象。そして感じる米の旨味。
原料 | 米、米こうじ |
原料米 | 美郷錦100% |
アルコール分 | 15度 |
精米歩合 | 55% |
1.8リットル 定価2,850円(税別)
純米吟醸
花邑の純米吟醸は出羽燦々、雄町、秋田酒こまち、酒未来の4種類の原料米から作られています。

出羽燦々について
山形県がオリジナルで研究開発した出羽燦々。先祖に山田錦、片親に美郷錦となります。芳醇な香りと米の旨味が特徴です。
原料 | 米、米こうじ |
原料米 | 出羽燦々100% |
アルコール分 | 15度 |
精米歩合 | 50% |
1.8リットル 定価3,200円(税別)
雄町について
言わずとしれた酒米の雄町(岡山県産)。注いだ瞬間から感じる優しい香りに絹のようなきれいで上品な甘みが舌に広がります。ゆっくりと味が広がり馴染んでいく感じです。そして酸味のキレをちょうどよく感じます。
原料 | 米、米こうじ |
原料米 | 雄町100% |
アルコール分 | 15度 |
精米歩合 | 50% |
1.8リットル 定価3,200円(税別)
秋田酒こまちについて
秋田県がオリジナルで研究開発した秋田酒こまち。流行りのフルーティーさを感じながら、やさしい甘味と芳醇な旨味が口にふんわりと広がり、適度な苦味を残します。
原料 | 米、米こうじ |
原料米 | 秋田酒こまち100% |
アルコール分 | 15度 |
精米歩合 | 50% |
1.8リットル 定価3,200円(税別)
酒未来について
酒未来は十四代で有名な高木酒造が開発した酒米。華やかで深い味わいを感じます。適度な酸味と苦味が上質感じられます。
原料 | 米、米こうじ |
原料米 | 酒未来100% |
アルコール分 | 15度 |
精米歩合 | 50% |
1.8リットル 定価3,340円(税別)
純米大吟醸
花邑の純米大吟醸は今のところ、愛山から作られているものだけとなります。
数ある花邑シリーズの中でも愛山は別格。最高峰、フラッグシップとしての立ち位置でとても希少。
販売されるのは年に1回で9月頃とされています。それを逃すと次に会えるのは1年後。ぜひとも年に1回は嗜みたい逸品です。
高級酒米の愛山を惜しげもなく45%まで磨き醸す。これまでに紹介した花邑シリーズのいいとこ取りをした感じです。十四代と比べれられることが多いですが、花邑・愛山の方が勝っているのではないかなと。そう思わせる味と香りがあります。
瓶も他とは違いマットな手触り、純白和紙に金色の箔押し。とてもうつくしい。
1.8リットル 定価5,800円(税別)
最後に
花邑シリーズは全体的に冷蔵庫でしっかりと冷やして飲むことをおすすめします。これは個人差もありますが温度が高くなると優しい甘みがだんだんと強く感じられるようになります。それを良しとするかはみなさん次第です。
また花邑は転売が横行しています。適正価格で購入できるように定価を記載させていただきました。参考にしてください。年によって若干値段変更があると思いますが、その際はコメントでお知らせください。
基本的には酒屋さんで購入することをおすすめしますが、どうしても買いたい方のために下記にリンクを記載します。
いいお酒にはいい酒器を。
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