ソガ ペール エフィス 全種類を解説 ワイナリーが醸す幻の日本酒とは

ソガペールエフィス お酒のこと

こんにちは、ゆりです。

今日は最近なかなか手に入らないおいしい日本酒があるよ!と教えてもらったので、その感想と違いをみなさんにお伝えできればと思います。

小布施ワイナリーが日本酒を作っているのですが、ワイナリーが日本酒を作るの?疑問がたくさんあります。日本酒を作るに至った歴史と日本酒を飲み比べた感想をお伝えできればと思います。

小布施ワイナリーとは

小布施ワイナリーとは長野県上高井郡小布施町にあるワイナリーで、自社でぶどう畑と酒米田んぼを持っています。使う原料は自社生産。有機栽培で自然派のお酒を作っています。

小布施ワイナリーの作ったワインは数々の賞を受賞していてとても人気のある日本のワインです。

このワインも日本酒と同様なかなか手に入らないことで有名です。今度はワインにも挑戦してみたいと思います。

日本酒を作っている理由とは

実は最初から日本酒を作っていた?

小布施ワイナリーは1930年頃までは長野県で【泉瀧】という日本酒を作っていたことが地元では有名です。

しかし、第二次世界大戦中の日本の国策で私達の主食となる米を使った日本酒の醸造が禁止され、日本酒の醸造免許は没収されてしまいました。

その後、果実酒免許を取得し、長野県で有名なりんごをお酒にしたりんご酒を中心に販売を始め、ぶどう酒(ワイン)作りも並行して作り始めました。

その後、日本酒免許を熱心に嘆願しようやく許可が降りで日本酒の醸造を始めたということになります。

戦時中の苦難や苦労、ワイナリーとしてのアイデンティティが込められている日本酒です。

旧協会酵母の1~5号を復活できた理由

ソガ ペール エフィスは裏書きに旧協会酵母の1~5号のみで発酵していると書かれています。酵母は70年ぶりに復活させたとありますが、どのように復活させたのでしょうか。

これは噂ですが、もともと持っていたのではないかと言われています。持っていたというのも戦前、日本酒を作っていたときの酵母がまだ蔵のどこかに残っており、それを再び使えるような状態にしたのではないか、ということです。

酵母はアンプルと言われるビンに入っており、その状態であれば腐ることはなく、冷暗所であれば長期間の保存が可能です。

しかし長期間と言っても長くて数年です。70年ぶりに復活させるのはかなり大変です。アンプルの中で微量の酵母が生きていて、それを培養して増やすことができ、復活につながったと言われています。

そんな貴重な酵母で作った日本酒が【ソガ ペール エフィス サケ エロティック】なのです。

幻と言われる理由

ソガ ペール エフィス サケ エロティックは貴重な酵母を使っていることで珍しいのですが、それに加えて本業がワイン農家ということもあり日本酒の醸造量はとっても少ないです。

出荷量はおよそ40石と言われており、約7000リットルです。酵母の種類によっては著しく出荷量が少ない年もあり、飲食店向けにしか出回らない場合もあります。

酒屋さんに行った際に出会うことができればラッキーなお酒です。

そしてなんとこの日本酒はワインボトルに入っています。栓もコルクで出来ているため、開封には栓抜きが必要です。

サケ エロティックの説明

ソガ ペール エフィス サケ エロティックには1から6号の酵母で作った日本酒がありそれぞれ名前が付いています。その違いと飲んだときの感想、マッチする料理を紹介したいと思います。

まず各種ボトルの裏に共通に書かれていることを紹介します。

小布施ワイナリースタッフ全員が雪と厳寒でワイン畑仕事ができない数週間だけワイン造りから離れ、趣味で極少量を小さなワイナリー内で作り上げるSAKE。

当方の全商品①ブルゴーニュワイン的「単一品種」思想により長野県産 美山錦のみ使用。②培養酵母を入れない古典生酛、そして戦前発見の6号酵母と我々が70年ぶりに復活させた旧協会1~5号酵母のみで発酵(戦後分離酵母不使用)③生酛のみで仕込む ④活性炭,アルコール,酵素,培養乳酸菌,培養硝酸還元菌,無機塩類など無添加。⑤衛生管理徹底の上,ワイン設備を共用。⑥Vin Sans Chimie(無化学農薬栽培かつ自然発酵ワイン)を造る本業の名を貶めぬ「SAKE」を醸す

辛い恋慕や狂おしい恋愛を経た大人の男女にのみ解りうるフェティッシュかつ退廃的な香味のsakeであるがゆえに「Sake Erotique」としました。吟醸香マニア不向酒。

3月になると「趣味のsake」をすべて売り切りワイナリー内はsake製造の痕跡すら無いワイン農家の姿に戻ります。

「ヌメロアン」1号酵母 

菌のスペック=旧協会1号酵母と豊かな自然の菌

1号酵母//ノスタルジー浸れるミルキーな香味が特徴。懐かしく新しい香味。自然乳酸菌による生酛の香味と1号酵母の相性が6号酵母に比べて良いと私は感じます。

飲んだ感想としてはヌメロアンは無色透明で艶があります。シャインマスカットやラフランスのような香りがし、舌触りは優しく、アルコール感は少ないです。ほのかに甘さがありますが、強調し過ぎない程度で、旨味が出て、さっと余韻を残して消えていきます。

フードペアリングは春野菜のパスタ、キスの天ぷら、おでんなどの味のさっぱりしているものがマッチします。

原材料名:米、米麹 精米歩合59% アルコール分16度

長野県産美山錦100%使用

「ドゥー」2号酵母 

菌のスペック=旧協会2号酵母と豊かな自然界の菌

2号酵母//明治時代分離。現存する協会酵母の中で最も繊細で発酵能力の弱い2号酵母。かつては伏見は女酒と称されたのも頷けます。綺麗な甘さと酸が特徴。

飲んだ感想はドゥーは無色透明に近い薄黄。艶はあります。非常にフレッシュなマスカット&もも。甘みが強く、苦味が少ない。

フードペアリングはきゅうりの浅漬、寄せ鍋、焼き栗に塩をかけたりもいいでしょう。

原材料名:米、米麹 精米歩合59% アルコール分16度

長野県産美山錦100%使用

ソガペールエフィス

「トロワ」3号酵母 

菌のスペック=旧協会3号酵母と豊かな自然の菌

3号酵母//1号酵母の進化形。1号のミルキー感に3号らしい柔らかさと気品を兼ね備えます。軟水でも力強く辛口に発酵する酵母。まさに「辛口にして甘露」

飲んだ感想はトロワは無色透明。爽やかさもあるがスパイシーな辛口。苦味とシャープな酸味のバランスもよいです。

フードペアリングは川魚の塩焼き、アジのなめろう、しめ鯖などさっぱりした魚料理が良いです。濃い味付けはおすすめしません。

原材料名:米、米麹 精米歩合59% アルコール分16度

長野県産美山錦100%使用

ソガペールエフィス

「キャトル」4号酵母 

菌のスペック=旧協会4号酵母と豊かな自然の菌

4号酵母//4号酵母のみ発見から80年以上経た今も自出がわからぬままのミステリアスな酵母。低い酸の生産量ながら甲州ワインのように仄かなグローブ感とスモーキーさが調和して「安らぎを与える香り」が4号酵母の特徴。唯一ワイン酵母的な要素を持ち合わせます。トップノーズに白ワイン様の香りを感じるのは偶然ではありません。

飲んだ感想はキャトルは無色透明。香りややや強め。白ワインと勘違いするような香りに程よい酸味。繊細な酸味と言ってもいいでしょう。お米の旨味が際立ちます。

フードペアリングは金目鯛の煮付け、刺し身の盛り合わせ、魚の寿司がいいと思います。繊細な和食のテイストや香りを引き立ててくれます。醤油との相性が抜群です。

原材料名:米、米麹 精米歩合59% アルコール分16度

長野県産美山錦100%使用

「サァンク」5号酵母

菌のスペック=旧協会5号酵母と豊かな自然の菌

5号酵母//メロン、ライチ、白花、ミルキーな杏仁豆腐の香り、そしてほろ苦アーモンドの香味が散りばめられます。まるでパフェの様。

飲んだ感想はサァンクは森林を散歩しているような爽やかさのあとに果樹園の甘い香りがします。どっしりとした旨味。甘みと酸味が程よく調和しています。

フードペアリングは白魚のソテー、海鮮マカロニグラタン、ホタテのバター焼きなど素材はさっぱりしているけれども、ちょっと濃厚な味付けをした料理がよく合います。

原材料名:米、米麹 精米歩合59% アルコール分16度

長野県産美山錦100%使用

ソガペールエフィス

「ヌメロシス」6号酵母

菌のスペック=協会6号酵母と豊かな自然の菌

今シーズンは期せずして久々に小布施らしく「伸びやかで心地よい酸」を持ち合わすヌメロシスとなりました。意図して出来得ぬ天啓のフィネスを体感ください。3種の農家米(ノーマル、池田、三浦)ロットによる酒質の違いをお楽しみください。

飲んだ感想はヌメロシスは3種類あり、私はノーマルを飲みました。無色透明できれいな艶。辛口の日本酒をイメージ。他にあったフルーティーな香りは少ないがあります。

フードペアリングは味の強い料理にしっかり合い、ベストは焼き鳥の塩もも。ボトルのイメージとは違うけれど、焼き鳥屋さんに置いてほしい一品。

原材料名:米、米麹 精米歩合59% アルコール分16度

長野県産美山錦100%使用

ソガペールエフィス

「リア サケ ナチュレル」1~6号酵母と自然界の菌の混合発酵

sake erotiqueを飲んでいない方はご購入をお控えください(すみません)。イチゲン様には意味不明sakeです。香味はワインに迎合せず

理由なくして70%精米にあらず。2019年の無農薬の田の収穫量は一般美山錦量の約1/3以下。田で大吟醸の米を作っている計算。削らずとも低たんぱくの米。

このお酒は精米歩合が他の ソガ ペール エフィス サケ エロティック とは違い70%です。そのためお米の旨味と香りは強いです。

飲んだ感想は香りがどーんとお米。余計にお米を精米しないので、お米の旨味と甘味がしっかり残っています。このお米の旨味たっぷりのお酒はこれだけを単体で飲むべきだと思います。精米歩合を低くすればおいしいお酒になるということは違う。とわかる一品です。

フードペアリングは塩

原材料名:米、米麹 精米歩合59% アルコール分16度

長野県産美山錦100%使用

醸造家の思い

私の最終目標は現代人にもおいしい無農薬米かつ自然発酵のsake。その目標を前に酒作りの歴史を旧協会酵母により紐解くと激動の先達の足跡が現れsakeの不易と流行すら見えてきます。微生物混合発酵は自然発酵の醍醐味の一つ。これは自然発酵への前哨戦。

リア サケ ナチュレル  裏ラベルより

このように醸造家の思いが書かれており、今後の ソガ ペール エフィス サケ エロティック の発展を期待しています。

この商品はワインボトルに入っていて開封には栓抜きが必要です。

こんな商品もおすすめ

ソガペールエフィスはかなりレアです。生産期間も量も少ないので、1年中手に入るわけではありません。それでもどんな味に近いかと言われたらこんなものが近しいですよ。というものを紹介します。

まずは農口尚彦研究所のぐるぐるです。

農口尚彦研究所
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農口尚彦研究所

そしてモダン仙禽です。

モダン仙禽
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仙禽

これもまたソガペールエフィスに近い味なのでしょうか。

日本酒にはいろいろな種類があります。これだけと決めずに色んな種類を楽しんでみてはいかがでしょうか。

きっと美味しいお酒に出会えると思いますよっ!

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